シャドウバースはeスポーツ界の第一線で活躍できるのか!?

 こんにちはタラコガニです。

 eスポーツ界の火薬庫と自負しているプレイヤーの多いシャドウバースですが、プロリーグのお披露目会まであと少しです。

 個人的にはすごく楽しみなお話ですが、前途多難な現状です。

 では、どうすればシャドウバースはプロリーグやeスポーツとして成功するのだろうか? と考えている方も多いと思います。

 私も同じ気持ちを抱え、今回の記事を執筆に至りました。

 

1.シャドウバースの軽い歴史

 

 そもそもシャドウバースはeスポーツなの? というのがプレイヤーからの感想です。

 意外と知られていないかもしれないですが、シャドウバースは配信前からeスポーツやるぜ! と意気込んでいました。

(画像は発見できなかったので、初期に公式が発表していたことを最近ツイートされていたエアーマン/PaR選手を参考)

 

 配信開始から約2ヵ月後の8月上旬にJCGと呼ばれるオンライン大会が開催され、半年も経たないうちにRAGEというオフライン大型eスポーツ大会が行われました。

 その行動力に多くのゲーマーを驚かせます。

 ちなみにシャドウバースが初めて参加したのはRAGE vol.3です。

 タラコガニもRAGEはvol.3からずっとネット越しに観戦しています。シャドウバースを配信初期から続けているプレイヤーも私と同じではないでしょうか。

 

 RAGE vol.3を観た感想はとにかくすごく夢があるということでした。圧倒的な初代チャンピオン 選手というカリスマの誕生はここからです。

 

 スマホMOVAでは最高のクオリティを保っていたベイングローリーも同時に開催され、今後eスポーツの戦場はスマホに移ると確信したタラコガニでしたが、次第にシャドウバースがeスポーツにふさわしくないという意見が目立ち始めるのです。

 

 なぜ、シャドウバースがeスポーツとしてふさわしくないのか。大きな理由のひとつにというカードゲームでは拭えない問題があるのです。

 

 シャドウバースはある世界的に有名なデジタルカードゲームをオマージュしており、そのゲームより大会での実力差が出にくい設定で、現にRAGEで二度優勝した選手はいません。

 また大会のルールだけでなくカードのバランス調整にも失敗したシャドウバースは暗黒期に入り、アクティブユーザー数は大幅下落します。

 

 その間、大型大会で優勝したイケメンのふぇぐ選手や王手から逆転優勝したEnju選手、Enju選手と決勝戦で死闘を繰り広げ、1周年記念大会では優勝したSOS選手、他カードゲームでも実績のあったSurre選手など実力と人気のある選手は現れましたが、(失礼な話ですが)真のスタープレイヤーとは言えず、彼らでもすべての大会で決勝トーナメントには進めませんでした。

 

 しかしながら、 ま選手はコンスタントに結果を残し、決勝トーナメントまであと一歩ということ(大型大会に5度出場し、優勝したRAGE vol.3も含めプレーオフに3度進出している)や素晴らしいデッキビルドからプレイングと誰もが憧れ、尊敬するプレイヤーとして君臨し続けてくれました。

 まさに運の比率が大きいと誰もが認めるシャドウバースで勝ち進む ま選手により、本当は実力がきちんと出るんだと意識改革をされ、運営のカードの大幅なバランス調整も相まって次第に実力の反映するゲームに近づいていきます。

 

 そして、世界大会が発表。世界王者紅茶/PaR選手が誕生。その紅茶/PaR選手を抑えて直近のRAGE 2017 Winter で優勝した若干16歳のhasu選手が出現します。

 特にhasu選手は東日本予選では奇想天外なデッキ選択。hasu選手にしかできないプレイング技術。ま選手に次ぐ新たなスタープレイヤーの誕生だとタラコガニは確信しています。

 

 ま選手は2018年1月にシャドウバースの第一線から退くことを発表し、世間のeスポーツを推す流れに紅茶/PaR選手は新たなシャドウバースの顔としてスポットライトが当たります。

 そこから連続してRAGEの決勝トーナメントに出場し、念願の優勝を果たしたみずせ/PRO選手など実力ゲームだと証明する選手たちが現れてきました。

 

 またRAGEはスタープレイヤーの誕生を待ち望んでいます。それはRAGEの大友プロデューサーも終わりの挨拶の度におっしゃられていました。

 

 まとめと次回予告

 今回はシャドウバースのeスポーツシーンの歴史について軽くまとめました。タラコガニが誤認している部分があればご指摘していただければ幸いです。

 あと主な大型大会のチャンピオンは

ま選手(RAGE vol.3)

ふぇぐ選手(ファミ通カップ)

Enju選手(RAGE vol.4)

Surre選手(RAGE vol.5)

hasu選手(RAGE 2017 winter)

紅茶/PaR選手(World Grand Prix)

鳳凰院凶真選手(PREMIER CUP TOKYO 2018)

みずせ/PRO選手(RAGE 2018 Spring)

の順となっています。

 

 さて、プロリーグ発展に繋がるスタープレイヤー。

 私が挙げた ま選手は実質引退状態でhasu選手は年齢制限のため参加できません。

 さらに紅茶/PaR選手の不祥事などプロリーグはカリスマ性のあるスタープレイヤーがいないのです。

 そうなると、未発掘の凄腕プレイヤーを発見するものになります。上でも述べましたが、実力よりも運の出るゲームです。シャドウバースのコミュニティに長くいる者なら誰もが知っている凄腕のプレイヤーは何人もいます(しかし、募集の趣旨が違うので採用されるかどうかと問われれば…)。

 

 今回参加したプロチームもとい企業は必勝を中心に活動をする予定です。一部チームのシャドウバースについての知識の浅さが露呈したこともあり、eスポーツという言葉だけが先行しているなという印象を受けました。

 

 では、eスポーツとは? となります。

 

 誰もが想像するのが格闘ゲームの祭典 EVOLUTION 通称 EVO でしょう。

 特に昨年ラスベカスで行われたEVO 2017はときど選手が劇的な優勝を飾ったということもあり、一気に日本社会にeスポーツを浸透させるきっかけとなりました。

 

 そして、格闘ゲームをやらなくても一度は聞いた経験のあるウメハラという初代プロゲーマー。

 誰もが第2、第3のと名乗りを挙げたいと意気込みますが、越えられない絶対的カリスマとして現役です。

 

 プロリーグをはじめeスポーツを推し進めている大人たちは、シャドウバースにて求めているスタープレイヤー像はウメハラのような選手なのでしょう。

 

 次回はスタープレイヤーと世界で受け入れられているeスポーツと比較をしながらシャドウバースについて話を展開します。

 

 タラコガニ